現年中のお子様を持つご家庭にとって、秋以降はいよいよ小学校受験に向けた本格的な準備がスタートする大切な時期です。1年後の本番を見据え、今から家庭で取り組んでおきたい基本的な準備やポイントを整理しました。

 

今から取り組みたい6つの分野

家庭での受験準備は、大きく分けて以下の6つの要素で構成されます。今の時期は、机上の勉強だけでなく、生活習慣や体験を通した土台作りが非常に重要です。

  1. 基本的生活習慣・自立(最優先)
    • 内容: ハンカチ・チリ紙をポケットに正しく入れる、脱いだ服をたたむ、靴をそろえる、脱ぎ着が一人でスムーズにできるなど。
    • ポイント: 試験官が最も見るポイントの一つです。「自分のことは自分でする」自立心を育てましょう。
  2. ペーパー対策の基礎(聞く力・観察力)
    • 内容: お話の記憶、図形、数量、推理などの基礎。
    • ポイント: いきなり難しい問題集を解くのではなく、まずは「問題文を最後までしっかり聞く」「絵や図を隅々まで丁寧に見る」という習慣をつけることがすべての土台になります。
  3. 巧緻性(手先の器用さ)
    • 内容: ハサミで線に沿って切る、のりで丁寧に貼る、折り紙、紐結び、ボタン留めなど。
    • ポイント: 日常の生活や遊び(お手伝いなど)の中で、手先を使う機会を意識的に増やしましょう。
  4. 言語・会話の練習
    • 内容: 自分の考えをわかりやすく相手に伝える、ハキハキと挨拶や返事をする、人の話を最後まで聞く。
    • ポイント: 日常の会話の中で「なぜそう思ったのか」を理由も含めてお話させる練習をしておくと効果的です。
  5. 季節感と年中行事の体感
    • 内容: 季節の草花、虫、旬の食べ物、行事(お月見、七五三など)を実際に見て、触れて、知ること。
    • ポイント: 本や写真だけでなく、公園の散歩や旬の食材選びなど、実体験を伴う経験を大切にしてください。
  6. 運動・行動観察の基礎
    • 内容: クマ歩きやスキップなどの基本動作、指示行動、集団の中での協調性。
    • ポイント: 日頃から外遊びや散歩などでしっかりと基礎体力をつけておくことが、秋以降の本格的な追い込みに耐えるカギになります。

 

今のうちに意識しておきたい生活習慣のコツ

  • 朝型生活へのシフト 多くの小学校受験の試験は午前中(早い時間)から始まります。今のうちから早起きをし、朝の機嫌が良い時間帯に頭を働かせる生活リズムを作っておくと、本番で実力を出しやすくなります。
  • 「学ぶこと」を楽しいと感じる工夫 「〇〇できたらおもちゃを買う」「勉強しないと遊べない」といったアプローチは、学びを嫌いにさせてしまう原因になります。知的好奇心を刺激し、「できた!」という達成感を積み重ねられる関わりを意識しましょう。

焦らず、まずは「基本の生活習慣」と「家族の楽しい対話」を大切にしながら、少しずつステップアップしていってください。

 

現年中のお子様の現在の巧緻性(手先の器用さ)や運動能力を正確に把握するには、単に「できる・できない」を見るだけでなく、「指示を理解して動けているか」「丁寧さや速さはどうか」を多角的に確認することが大切です。

家庭で簡単に行えるチェック方法と、具体的な確認ポイントをまとめました。

巧緻性(手先の器用さ)の確認方法とポイント

指示通りに道具を正しく扱い、制限時間内または丁寧に仕上げられるかを確認します。

  • ハサミ・のり・折り紙のチェック
    • 確認内容: 直線や緩やかな曲線(花びらやうずまきなど)を線に沿って正確に切れるか。のりをベタベタつけず、指定された範囲の裏面にきれいに貼り、はみ出していないか。
    • ポイント: 「正しい持ち方(鉛筆持ち・ハサミの正しい指入れ)」ができているか、切り終えたあとにゴミを自分で片付けるかまで見ます。
  • 紐結び・ボタン・蝶々結び
    • 確認内容: 服のボタン留め・外しのスムーズさ、エプロンの紐や靴の紐を結ぶ・蝶々結びを作る動作ができるか。
    • ポイント: 途中で諦めてしまわないか、指先の力がしっかりと入っているかを確認します。

2 運動能力の確認方法とポイント

小学校受験の運動は「足が速いか」だけでなく、「体幹の強さ」「指示行動への対応力」が重視されます。

  • クマ歩き(手足を床につけて、お尻を高く上げる姿勢)
    • 確認内容: 5メートルほど進むあいだ、膝が床についてしまわないか、お尻が下がっていないか。
    • ポイント: 手足の筋力と体幹のバランスを見る代表的な種目です。まっすぐ前を向いて進めるかも確認しましょう。
  • スキップ・両足連続跳び(前跳びなど)
    • 確認内容: リズムよくスキップができるか。線の上を両足そろえてリズミカルに連続ジャンプできるか。
    • ポイント: リズム感や身体の協調性が求められます。苦手な場合は、まず片足立ち(左右それぞれ10秒程度)が安定してできるかから確認してみてください。
  • ボール投げ・キャッチ
    • 確認内容: 直径15cm程度のボールを、狙った方向へ正確に投げられるか。また、胸の高さでしっかりとキャッチできるか。
    • ポイント: 空間認識能力と、目と手の協応動作(目で追って手でキャッチする)を確認できます。

 

自宅で確認するときのコツ

  • 「テスト形式」ではなく「遊び」の中で見る 「これからテストをします」と構えると子どもが緊張してしまい、本来の力が発揮できません。「どちらが早く小さく折れるかな?」「お母さんとどちらが遠くまでクマさん歩きできるか勝負しよう!」など、ゲーム感覚や遊びの中で自然に試してみるのがおすすめです。
  • できたプロセスを褒める 結果が上手くいかなかったときでも、「最後まで丁寧に切ろうとしたね」「途中で投げ出さずに頑張ったね」と、取り組む姿勢やプロセスを褒めてあげてください。

 

今現在の巧緻性・運動能力の確認するには?

 ジュニアクラブ恵比寿教室では、9月27日(日)14:00~15:30まで現年中児向けのプレテストを実施いたします。詳しくは教室までご連絡くださいませ。

                              ジュニアクラブ恵比寿教室

                               03(5789)2100

 

 

 

               ジュニアクラブ恵比寿教室