小学校受験における冬期講習会は、お子さまの弱点克服と総合力の仕上げをするための非常に重要な機会です。特に年長になる直前のこの時期(年中さんの冬)は、来年の本番に向けて学習内容を整理し、苦手分野を集中的に強化する絶好のチャンスです。
効果的な講習会の選び方と、最大限に活用するためのポイントをステップごとに解説します。
- 🎯 冬期講習会の目的を明確にする
まず、お子さまが冬期講習で「何を達成したいか」という目的を具体的に決めることが重要です。
目的 | 具体的な内容 | 適した講習の形式 |
弱点克服 | 特定の分野(例:図形、数量、巧緻性、運動など)を徹底的に集中的に強化したい。 | 個別指導、または分野別特訓の短期間集中講座 |
総合力確認 | 年中までの学習内容を総復習し、総合的な力を試したい。 | 総合カリキュラムの集団授業、または模擬試験形式の講座 |
受験体験 | 志望校の傾向に合わせた問題形式や、本番の雰囲気に慣れさせたい。 | 志望校別特訓、または行動観察特訓 |
季節の制作 | 冬や新年にちなんだ制作や生活常識(お正月など)を学びたい。 | 巧緻性・制作特訓(冬期講習ならではの内容) |
- 🏫 講習会を選ぶ際のチェックポイント
目的が定まったら、以下の視点で候補の講習会を絞り込みましょう。
① 雰囲気と指導方針の相性
- お子さまとの相性: 塾の雰囲気(厳しめか、褒めて伸ばすか)や講師との距離感が、お子さまの性格に合っているかを重視しましょう。評判が良い塾でも、お子さまに合わなければ効果は薄れます。
- 通塾経験: 普段通っている塾の講習会は、慣れているためストレスが少ないのがメリットです。他塾の講習会は、新しい刺激や、違った指導方法を知る良い機会になります。
② カリキュラムとスケジュール
- 内容の網羅性: 講習会がどの領域(ペーパー、運動、行動観察、制作など)に焦点を当てているかを確認しましょう。
- 時間と日程: 冬休み中の帰省やご家庭の予定と重ならないか確認します。特に年長クラスの冬期講習は、指導時間が長い傾向にあるため、お子さまの体力的な負担も考慮に入れましょう。
- 振替の有無: 体調不良などで欠席した場合、振替授業や録画視聴が可能かを確認しておくと安心です。
③ 費用と形式
- 総額の把握: 授業料だけでなく、教材費や諸費用も含めた総額を確認し、内容に見合っているかを判断します。
- 指導形式: 集団指導(競争心やモチベーションを高めやすい)か、個別指導(苦手分野の集中的な強化に適している)か、お子さまのニーズに合わせて選択します。
- ✅ 講習会を最大限に活用するステップ
受講が決まったら、単に参加するだけでなく、以下のポイントで効果を高めましょう。
- 予習をする: 講習会で取り扱う内容が事前に分かっている場合は、事前に類似の問題を少し解いておき、「どこがわからないのか」を明確にしておくことで、授業の集中度が上がります。
- 授業中の姿勢: お子さまには「先生の話を目を見てしっかり聞くこと」を事前に伝えておきましょう。指示行動の訓練にもなります。
- 復習を徹底する: 講習会で受けた問題は、その日のうちに保護者の方が一緒に見直し、間違えた問題や理解があいまいな問題を必ず復習させましょう。短期集中の講習会は、復習が定着の鍵となります。
- フィードバックをもらう: 可能であれば、講師からお子さまの授業中の様子や、特に強化すべき点について個別フィードバックをもらい、年明け以降の学習計画に活かしましょう。
冬期講習会は、お子さまの**「できること」を自信につなげ、「できないこと」を課題として明確にする**絶好の機会です。お子さまの状況をよく見て、最適な講習会を選んであげてください。
お子さまが特に苦手としている事、達成したいと思っている事はなんでしょうか。ジュニアクラブでは、冬休み中も様々な講習会(運動リテラシークラス・近年出題された過去問題中心としたクラス・昼食持参のメソッドクラス・・など)をご用意しております。詳しい内容につきましてはお気軽にお問合せください
ジュニアクラブ恵比寿教室