小学校受験を控えた冬休みは、勉強と休息・体験のバランスが非常に重要です。特に年末年始は日本の伝統文化に触れる絶好の機会であり、受験対策にも繋がる**「本物の体験」**を意識して過ごしましょう。
- 🎍年末年始に体験すべきこと(季節感・常識・情操教育)
小学校受験では、ペーパーテストだけでなく季節の常識や社会性・協調性が問われます。この時期ならではの体験を積極的に行いましょう。
- 日本の伝統文化の体験
- 昔ながらの遊びに挑戦: 羽子板、凧揚げ、コマ回し、かるた、福笑いなど。親子で一緒に遊び、ルールや道具に親しむことで、集中力や手先の器用さ、そして家族の絆も深まります。
- 年中行事に参加: お餅つきやしめ縄づくりなどの地域の行事に参加したり、七草がゆや鏡開きの意味を話して聞かせたりする(知識の定着)。
- お正月料理に触れる: おせち料理のそれぞれの食材の意味(例:伊達巻、数の子)を調べたり、全国のお雑煮の特色を調べてみるなど、食育を通した学習をします。
- 季節の自然体験
- 冬ならではの活動: スキー、スノーボード、スケートなどのウィンタースポーツは、心身を鍛える良い機会です。雪だるまやかまくら作りなどの雪遊びも、創造性を養います。
- 冬の植物に注目: スイセンや梅など、この時期に咲く植物を観察し、季節感を体感します。
- 社会との関わり
- 年賀状の作成: 手紙を書くという貴重な体験を通して、文字への興味や人との関わりを学びます。誰に送るか、どんな絵柄にするかなどを親子で話し合うのも大切です。
- 親戚や人との交流: 年末年始の集まりは、挨拶などの基本的なマナーや、集団の中で過ごす協調性・社会性を養う機会になります。
- 🏠冬休みの学習と生活のポイント
休み期間中でも、生活リズムを崩さずに、学習を継続することが大切です。
- 規則正しい生活の維持
- 早寝早起き: 休み中も普段通りのリズムを崩さず、時間を意識した生活を心がけましょう。
- 基本的な生活習慣: 挨拶や身の回りのことが自分でできる(着替え、片付けなど)といった、基本的な生活習慣のチェックと定着を重視します。
- 学習のバランス
- ペーパー対策の継続: 毎日少しずつでも課題に取り組み、頭がなまらないようにしましょう。特に、指示をよく聞く態度が重要なので、読み聞かせや口頭での指示による問題演習を意識します。
- 普段できないことにチャレンジ: 工場見学などで身近な物の製造工程を知るなど、好奇心を刺激する体験を取り入れるのも良いでしょう。
- 親子のコミュニケーション
- 会話を大切に: 遊びやお手伝いを通して、何気ない会話を増やし、子どもの苦手なことや興味を見つけましょう。料理のお手伝いなども、食材の知識を学ぶ良い機会です。
小学校受験の準備は、お子さんを**「勉強漬け」**にせず、楽しく前向きに取り組むことが大切です。家族で協力して、有意義な冬休みにしてくださいね。
これらの体験を通じて、お子さんが具体的にどのようなことを学んだか、書き出す作業を一緒にしてみるのも良いかもしれません。
新年長児にとっては、受験前の最後の冬休みとなりますので、有効な時間をお過ごしください。
時間の使い方・冬休みの過ごし方に迷われた際には、ジュニアクラブの冬期講習をご利用ください。
ジュニアクラブ恵比寿教室