小学校受験の準備を進める中で、お子様が「泣いてしまう」「話が聞けない」「待てない」という状況に直面すると、親御さんとしては焦りや不安を感じてしまいますよね。

 特に、教室などでの様子を見ていると、周りの子と比較してしまい「うちの子だけどうして?」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

 しかし、この時期の5歳〜6歳児にとって、これらの行動は決して珍しいことではありません 現状を整理し、どのように向き合えばよいかをまとめました。

 

1. 「泣く・聞けない・待てない」の背景にあるもの

 

  • 緊張とプレッシャー: 「お教室=失敗してはいけない場所」と感じている。集団指導では、適度な緊張感がプラスに働く子もいれば、圧倒されて涙が出る子もいます。

 

  • 認知機能の発達段階: 「静かに待つ」「指示を一回で聞く」というのは、脳の抑制機能(前頭前野)の発達に関わります。これには個人差が非常に大きく、単なる「わがまま」ではないことが多いです。

 

  • 自信の喪失:できない」ことを指摘され続けると、防衛本能として話を聞かなくなったり、パニック(泣く)になったりすることがあります。

 

 

2.ジュニアクラブでは、次の事を意識して指導を行っています。

  • 先生との情報共有: 「家ではどういう様子か」「何がきっかけで泣き始めるか」をご家庭と共有し、授業中のフォローを考えて行きます。

 

  • 「できたこと」のハードルを下げる: 「1時間集中する」のは無理でも、「最初の5分だけ座れた」「名前を呼ばれて返事ができた」という小さな成功を、一緒に徹底的に褒めて自信を付けていきます。

 

  • 環境の調整: 無理をさせることは良くありません。その子その子にあった学習をしていく事が大切です。「わかる!」という感覚を先行させるのも一つの手です。

 


3. 家庭でできる「待つ・聞く」のトレーニング

お受験のテクニックとしてではなく、日常の遊びの中で楽しく練習するのが近道です。

  • 「待つ」練習(ストップ&ゴー): だるまさんが転んだ、音楽が止まったらピタッと止まるゲームなどが有効です。「止まれたらかっこいい!」というポジティブな経験を積ませます。
  • 「聞く」練習(復唱法): 「冷蔵庫からリンゴと牛乳を持ってきて」と頼む際、「今なんて言った?」と聞き返させます。言えたら大げさに感謝することで、聞くことへの意欲を高めます。

  • 感情の言語化: 泣いてしまったとき、「泣かないの!」ではなく「悔しかったんだね」「座り続けるのが疲れちゃったんだね」と、まずは気持ちを代弁してあげてください。気持ちが落ち着くと、脳は話を聞くモードに切り替わります。


💡 アドバイス

小学校の考査で見られているのは、完璧にできる姿だけではありません。**「失敗したときにどう立て直すか」「先生の話を聞こうとする姿勢があるか」**という伸びしろを見ています。

今の「泣いてしまう」姿は、それだけお子様が真剣に向き合っている証拠でもあります。

今後の進め方について、具体的なお悩み(例:具体的にどういう場面で泣いてしまう、ジュニアクラブの宿題が回らない等)があれば、一緒に解決策を考えますがいかがでしょうか?

 

      ジュニアクラブ恵比寿教室