前回に引き続き、小学校受験という大きな挑戦を終えた「先輩ママ」たちの視点から、受験準備を通じて得られた事、更に、それがその後の学校生活でどう活きているかをまとめました。

 単なる「合格」という結果以上に、親子で向き合った時間はその後の大きな財産になります。

  1. 受験準備で得た「一生モノ」の力

合格という切符以上に、日々の家庭学習や通塾で身についた習慣は、入学後の土台となります。

  • 「話を聞く姿勢」と「集中力」 テスターの指示を一回で聞き取り、理解する練習は、小学校の授業を集中して受ける姿勢に直結します。
  • 「知的好奇心」の広がり 季節の行事、動植物の生態、常識など、ペーパー対策で学んだ知識が「実体験」と結びつき、学ぶ楽しさを知るきっかけになります。
  • 「やり抜く力(グリット)」 できない問題に直面しても、粘り強く取り組む精神的なタフさが養われます。
  • 親子・夫婦の深い絆 一つの目標に向かって家族全員で走り抜けた経験は、何物にも代えがたい信頼関係を築きます。
  1. 小学校生活で「本当に活きている」こと

入学後、多くのママたちが「あの時頑張ってよかった」と感じる具体的な場面です。

基礎学力と学習習慣

  • 授業へのスムーズな適応 数の概念や図形、語彙力が備わっているため、1年生の授業内容が「復習」のような感覚でスタートでき、自信に繋がります。
  • 家庭学習のルーティン化 「帰宅したらまず宿題(プリント)」というリズムが受験期に完成しているため、親が言わなくても自ら机に向かう習慣が残ります。

生活態度と人間関係

  • 美しい所作とマナー 挨拶、靴を揃える、姿勢を正すといった「振る舞い」が身についているため、先生や上級生からも信頼されやすい傾向にあります。
  • 言語化する力 面接練習で培った「自分の考えを言葉にする力」は、発表会やクラスでの話し合いの場で非常に重宝されます。

親自身の成長

  • 子供の特性を深く理解できた わが子の得意・不得意、ストレスへの向き合い方を客観的に把握できているため、入学後のトラブルや悩みにも冷静に対応できます。

先輩ママからのアドバイス

「受験はゴールではなく、その後の6年間、あるいは12年間のスタートライン。結果がどうあれ、親子で濃密な時間を過ごしたこと自体が、子供の自己肯定感を高める最大のプレゼントになります。」

受験準備は時に険しい道のりですが、そこで得た「丁寧な暮らし」や「学ぶ姿勢」は、卒業後もずっとお子さんを支え続けてくれます。

 又、親御さんのプレッシャーも相当なものですが、小さな背中でそれを受け止めているお子さんの心のケアは、合否以上に大切な「一生モノの財産」になります。

多くの「先輩ママ」たちが口を揃えて言う、お子さんのメンタルを守り、伸ばすためのアドバイスも整理してみました。

  1. 「合格=善、不合格=悪」の空気を消す

子どもは親の顔色を驚くほど敏感に察知します。「受からないとパパやママをがっかりさせる」という恐怖心は、本番での萎縮に直結します。

  • 「挑戦すること自体がカッコいい」と伝える: 「こんなに難しい問題ができるようになったなんて、本当にかっこいいね」と、**結果ではなくプロセス(過程)**を具体的に褒め続けてください。
  • 「どこに行っても、あなたは最高」という安心感: 「どの学校に行っても、パパとママはあなたのことが大好きだし、楽しい毎日が待っているよ」というバックアッププラン(心の逃げ道)を親が持っておくことが、子どもの余裕を生みます。
  1. 「勉強」を「特訓」にしない

「あと1枚プリントやったら遊べるよ」という言い方は、勉強を「苦役」に変えてしまいます。

  • 遊びの中に学びを混ぜる: お受験の課題(季節、常識、図形など)は、本来知的好奇心を刺激する楽しいものです。お散歩中に花の名前を当てっこしたり、おやつを分ける時に「どっちが多いかな?」とクイズにしたり、「お勉強モード」以外の時間を充実させましょう。
  • 「待ち時間」のケア: 模試や通塾の移動中、ずっとお受験の話をしていませんか?移動時間は好きな音楽を聴いたり、しりとりをしたり、リラックスに徹するのがコツです。
  1. 感情の「器」になってあげる

子どもが「やりたくない!」「疲れた」と言い出した時、つい「みんな頑張ってるんだから」と言いたくなりますが、そこはグッと我慢です。

  • まずは共感: 「そうだよね、疲れたよね」「今はやりたくない気分なんだね」と、ネガティブな感情を一度丸ごと受け止めてあげてください。
  • 逃げ場を作る: どうしても乗らない日は、思い切って「今日は公休日!」と決めて公園で泥だらけになって遊ぶ。この「オン・オフ」の切り替えが、本番直前の粘り強さを生みます。
  1. 親自身のメンタルを整える(最重要!)

これが最大のケアです。子どもは親を映す鏡です。親が焦れば子は震え、親が笑えば子は安心します。

  • 「他人と比較しない」という呪文: 「あの子はあんなにできるのに」という思考は毒です。比べるなら「1ヶ月前のわが子」と。
  • 自分を褒める: 毎晩、お子さんが寝た後に「今日も一日、よく頑張った!」と自分を褒めてあげてください。お母さんの笑顔が、お子さんにとって一番の精神安定剤です。

先輩ママの格言 「小学校受験は、子どもが『自分は愛されている、頑張れる子だ』と自信を持つためのイベントであり、追い詰めるための儀式ではない。」

ジュニアクラブでは、実際に小学校受験を経験された先輩ママ達からとても参考になる話をうかがえるトーク会3月1日(日曜日)10時から開催いたします。色々と聞いてみたいことなどを本音でお答えしていただけると思います。是非ご参加ください。

又、2月3月は無料体験レッスン期間です。ジュニアクラブのレッスンを一度ご体験してみてはいかがですか。

                  ジュニアクラブ恵比寿教室