表現は子どもの「生きていく力」。小学校受験でも重要な自己表現の力とは?
「うちの子、本番でうまく話せるかな…」「面接で緊張して固まってしまったらどうしよう…」。小学校受験や幼稚園受験を考えるご家庭にとって、お子さまが自分らしく表現できるかどうかは大きな悩みの一つではないでしょうか。
ペーパーテストの出来不出来だけでなく、面接や行動観察を通して「その子らしさ」が問われるのが近年の受験の傾向です。自分の気持ちや考えを言葉や行動で伝えられる力は、受験の合否だけでなく、その後の人生を豊かにしていくための大切な土台となります。
このコラムでは、幼児期における表現の重要性と、お子さまの表現力を伸ばすための具体的な方法について、ジュニアクラブの視点からお伝えします。
幼児の表現は5つの分野で成り立っている
「表現」と聞くと、お絵かきや歌を想像するかもしれませんが、お子さまの表現には多様な形があります。主に以下の5つの分野に分類できます。
- 言語(ことば):自分の思いや考えを言葉で伝える力。面接での受け答えや、日常的な会話力がこれにあたります。
- 身体(からだ):身体全体を使って感情や思考を表現する力。行動観察で問われる協調性や、運動能力などが含まれます。
- 造形(つくる・かく):粘土やお絵かきを通して、心の中のイメージを形にする力。想像力や構成力、集中力が育まれます。
- 音楽(音・歌):歌を歌ったり楽器を鳴らしたりすることで、感情を表現する力。リズム感や音感が養われます。
- 模倣(ごっこ遊び):お友達や先生の真似をしたり、お母さんの真似をしてお料理したりする遊びです。周りの状況を観察し、役割を理解する力が育まれます。
これらの分野すべてに共通するのは、「言ってみよう」「やってみよう」というお子さま自身の自発的な気持ちです。この意欲こそが、表現力を育む上で最も大切な要素なのです。
「自己肯定感」こそが表現力の土台
では、どうすればお子さまが「言ってみよう」「やってみよう」と思えるようになるのでしょうか。その鍵となるのが、自己肯定感です。
自己肯定感とは、「自分はありのままで価値がある存在だ」と自分を肯定的に捉える心の状態のこと。この自己肯定感が高いと、失敗を恐れずに新しいことに挑戦したり、自分の考えを堂々と表現したりできるようになります。
ご家庭でお子さまの自己肯定感を高めるための具体的なポイントを6つご紹介します。
- ありのままを受け入れる
ペーパーテストの結果や運動能力といった「結果」ではなく、その子自身の存在を丸ごと受け入れる姿勢が大切です。
- 結果より過程を認める
「合格したからすごいね」ではなく、「一生懸命に頑張ったね」「こんな工夫をしたんだね」というように、努力や過程を具体的にほめてあげましょう。
- 失敗ではなく、挑戦を応援する
「失敗してもいいんだよ」「挑戦したことが素晴らしいね」と声をかけることで、失敗を恐れずに次へ進む勇気が湧いてきます。
- 小さな成功体験を積ませる
「お手伝いができた!」「一人で着替えられた!」など、「できた!」という経験を意図的に作ってあげましょう。それが自信につながります。
- 表現できる機会をつくる
お友達とごっこ遊びをしたり、今日の出来事を話す時間を作ったりするなど、自分の気持ちを自由に表現できる機会をたくさん用意してあげましょう。
- まず共感する姿勢を持つ
お子さまが何かを話してきたら、まずは「そうだったんだね」と共感し、気持ちを受け止めてあげましょう。「わかってもらえた」「受け止めてもらえた」という経験が、自己肯定感を育みます。
ジュニアクラブが考える、お子さまの魅力を引き出す教育
ジュニアクラブでは、お子さまの「自分を表現する力」を育むことを非常に大切にしています。
「人と話すのが苦手」「描いたり作ったりすることに消極的」「身体を動かすことに意欲的ではない」といったお子さまも、ジュニアクラブに通い始めてから変わった、というお声をたくさんいただいております。それは、お子さま一人ひとりの気持ちに一番に寄り添い、小さな挑戦を応援することで、自己肯定感を高める指導を徹底しているからです。
たとえば、慶應義塾幼稚舎、慶應義塾横浜初等部、立教小学校、学習院初等科、東京女学館小学校などの受験を検討されているお子さまにとって、自然な自己表現ができるようになることは大きなプラスになります。ジュニアクラブでは、お子さまが本来持っている魅力を最大限に引き出し、受験という通過点だけでなく、その先の未来へつながる力を育むお手伝いをさせていただきます。
東京都文京区にお住まいの方には音羽教室、東京都渋谷区にお住まいの方には恵比寿教室、愛知県名古屋市にお住まいの方には千種教室がございます。それぞれの地域に根ざした幼児教室として、お子さまとご家族を全力でサポートいたします。
お子さまの可能性を広げるために、まずは一度、お近くのジュニアクラブに足をお運びになってみませんか?
ジュニアクラブ音羽教室